堆肥作りの為の発酵菌培養

皆さんが食べている主食のご飯の素、お米。お米はご存知のように稲穂よりコンバインで実をとる脱穀作業で籾(もみ)になります。穀倉地帯にはカントリーエレベーターの大きな籾の貯蔵棟があります。私たちがよくみる玄米は籾の状態から殻を取った状態(もみすり)で一般に目にします。街中のお米やさんは玄米の状態で貯蔵し販売時に玄米を精米作業し消費者に届けます。精米作業で何分ずきで精白し用途に合わせた白米になります。最近は無洗米が人気です白米にするときに糠、胚芽がでます。
三橋農園の土つくり、堆肥作りには微生物の力を生かすために米ぬかを利用しています、当地に「有馬記念」や「中山大障害」で有名なJRA中山競馬場があり競走馬サラブレッドの馬糞堆肥を使い野菜を育てています。
馬糞堆肥を作るために有能な種菌の微生物君たちを培養しています。
有能な種菌を培養するには米ぬかを使い下総台地地下50メートルから地下水をくみ上げ米ぬかに混ぜます、米ぬかを手で握り締め離すと「ほろっと」砕けるくらいに水分を調整します、季節や空気の乾燥状態により水の量を加減しています。夏季で2日冬季で5日ほどで摂氏60度前後になり発酵します、当農園では60度を基本にした発酵菌を色々な堆肥の種菌として利用しています。籾殻発酵堆肥にも使い土壌改良剤として土壌の水分保持、酸性土壌の改良、珪酸による土壌病害虫忌避効果に役立っています。またインド原産の薬木「ニーム」実の搾りかす「ニームケーキ」の発酵堆肥にも使い土壌病原菌の制圧材として役立てています。野菜の栽培に天敵、自然忌避材などを積極的に利用し化学合成農薬や化学肥料を使わず生態系農法で行っています。

野菜の残渣、雑草など色々な素材の発酵元菌としての利用のほか 直接圃場に入れ耕運作業をすることにより圃場全体が微生物の活動により連作障害や雑草の抑制に効果があります。

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