ニーム発酵堆肥

ニーム発酵堆肥

「ニーム」日本ではあまり馴染みのない名称ですが和名は「インドセンダン」と言い日本でいう「栴檀」「白檀」とは違います。インド原産の常緑樹でインドでは日常的に利用しています街路樹にはよく使われていてアーユルヴェーダの材料として4,000年も前から珍重されていますガンジス川では「ニーム」の小枝で歯を磨いてから沐浴するのが見られます。「ニーム」は殺菌作用や害虫防除作用がある薬木で葉、茎、実、抽出したオイルなど捨てるところがありません、「ニーム」が注目されたのはアフリカでバッタが大発生した際に「ニーム」樹だけ被害に合わなかったことで注目され研究が始まりました。現在有機農業の先進地の一つである「キューバ」では街路樹に植え「ハバナ」市内の「カンテロ」農園では盛んにニームを利用しています。
当農園では「ニーム」に注目し野菜栽培に自然物による土壌改良材、害虫忌避剤として利用しています。
「NEEM CAKE」ニーム種子(核)の油粕を発酵種菌(米ぬか発酵菌)と混ぜあわせ適度な水分を与え発酵させます、水分は地下水を利用し約30%(握りしめて少し固まる)を目安に調整し発酵温度を60度を目安にします、冬季に温度が上がりずらいときには少々の消石灰をいれます、夏季に温度が上がりすぎるときには空気にさらす為に広げたり水分を多めに与え摂氏60度の発酵を促します、7日ほど60度で安定した発酵が進んだら畑にまき、耕運し、種まき、苗の定植などの準備になります。定植時は耕運後3日ほど置いて土壌が安定してから植えます。
ニーム発酵堆肥は土壌病害虫が多いハウス内圃場には最適でネキリムシ、白さび病などを回避します。

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