当地では馬を利用した農業が明治時代頃より発展してきました。農産物の出荷用馬車、下町の下肥運搬、鋤耕運作業、馬糞肥料などで昭和に入り競馬場ができ厩舎への「藁」供給から「馬糞(ボロ)」「寝わら」などを堆肥化し下肥と共に利用してきました。戦後から昭和39年の東京オリンピック頃より下肥から馬糞堆肥が多く利用した農業が行われるようになりました。現在JRAはサラブレッドの厩舎はレース管理上栗東、美浦にトレーニングセンターを設けサラブレッドの体調管理、特にドーピングには厳しく飼料は世界中から良質なものだけを与えています。その為JRAから出る馬糞は良質でそれを原料とした堆肥は日本一いや世界一?かもしれません。当農園はJRA中山競馬場に近く、またJRA中山乗馬センターにも近い圃場がありサラブレッド堆肥を積極的に利用しています。
世界中の良質な飼料を食べたサラブレッドから出た馬糞を当農園では発酵種菌を使い60度を目安に再発酵させ利用しています。
このサラブレッド堆肥は特に「根深ねぎ」「果菜類」等、長期栽培作物の元肥として効果が高く利用できます。
また土壌の表面に敷き雑草対策、苗の周辺に置き乾燥対策、病原菌対策に使っています。